ペングアートの評価

2023年の保護者アンケート2023.6.23

2023年放課後等デイサービスの保護者アンケート結果を報告します。

ペングアート(美園)49名、ペングアート(北野)45名、合計94名の集計です。回収率は91%。

アンケート質問内容は例年同じになることもあり、独自の項目もいれて保護者の率直な意見を伺いたいと作成しております。

2023年はそれまでのコロナ禍での活動制限が徐々に緩和されてきました。コロナ禍であってもこれまで1日も閉所することなく続けることができたことは皆さまのご協力あってこそだと思っております。本当にありがとうございます。

ペングアートの評価については、2年前の保護者アンケート結果で、それまでの100%評価いただいていたところが80%へ下がったことを反省し、丁寧な支援を心がけてきました。

そして、今年は【100%良い!】といっていただけた項目がありました!!

項目③
「ペングア―トでは言葉の指示だけではなく、視覚でもわかりやすいツールをできるだけ用意しています。お子様が使用されているツールについて十分な説明がありましたか?」

100%「はい」!!

この質問が100%であるということは、とても嬉しいです!!

他も全体的に評価があがっており、これまでのスタッフの努力が報われた思いでいっぱいです。

以下、独自の項目から抜粋説明をさせていただきます。

項目⑬「非常災害の発生に備え、避難訓練が行われています。十分な説明がありましたか?」
毎年課題の防災訓練については、すべての子どもに対して防災訓練に参加してもらおうと「防災週間」をつくり、1週間毎日防災訓練をしました。
「はい」が昨年の80%から84%となり、4%のUPです。

項目⑯「現在セルフプランをご利用中ですか?」
今年はじめて「計画相談」「支援会議」について質問させていただきました。
セルフプランであるかどうか分からないとの返答が21%あり、制度の複雑さを感じました。

項目⑱
「学校や他の事業所との支援会議の開催は必要だと思いますか」
こちらは、45%「はい」 51%「どちらともいえない」 5%「いいえ」という結果でした。

ペングアートでは週1回のご利用の方がたくさんいらっしゃることもあり、他事業所の取り組みから学ぶこともあるためり質問させていただきましたが、今のというお声が多い結果でした。
実際何かトラブルがない限り、事業所間の連携もあまりないかもしれません。
またプライベートなことに対してオープンにしていくことも躊躇されることもあるかもしれず・・・。
日常生活をサポートしていく支援について改めて考えるとともに、保護者のお声に今後も丁寧に耳を傾けていきたいと思いました。

今年もスタッフ移動がありましたが、【構造化】を意識して、『人の支援』ではなく『システムの支援』を大切にしてきたことは変わりありません。

支援システムの上に人と人との関係が当たり前にあること。

「このスタッフ(個人)だからできる」ではなく「ペングアートだからできる」としたい。

ペングアートは異職種スタッフが多いです。保育士・社会福祉士・公認心理師・美術専攻のスタッフが連携してひとつのチームになるように心がけています。

全体の質をあげていけるようにこれからもきめ細かな支援を心がけて活動していきたいと思います。

どうぞよろしくお願い致します。

                                   合同会社ペン具代表 卜部奈穂子

2022年の保護者アンケート2022.6.27

2022年放課後等デイサービスの保護者アンケート結果をご紹介します。

ペングアート(美園)、ペングアート(北野)合わせた集計です。回収率は89%

アンケート質問内容を考慮して、1枚目は共通の質問。2枚目はペングアート独自のアンケート項目です。

2022年は昨年に続き、コロナ禍で活動が制限される中ですが、感染予防を徹底しつつ毎日アート活動ができるようにしています。これまで1日も閉所することなく続けることができています。

昨年の反省多い保護者アンケート結果から1年。全体的に評価が上がっている!というのが見て分かりました。
コツコツと事業所内の細かい部分を振り返りを積み重ねた結果だとしたら、とても嬉しいです。

例えば
「子どもや保護者からの苦情について、対応の体制を整備するとともに、子どもや保護者に周知し、苦情があった場合に迅速かつ適切に対応しているか」という項目は

昨年度の87%から今年度は92%に!5%のUPです。

避難訓練については周知が27%もUPしました!!
丁寧な説明を心がけたスタッフ。声が届いて嬉しいね。

昨年はスタッフの入れ替えが一因だったかもしれない100%から80%というマイナスの評価をいただきました。
そこからの1年。【構造化】を意識して、『人の支援』ではなく『システムの支援』を大切にしてきたことは変わりありません。
支援システムの上に人と人との関係が当たり前にある、そこに「丁寧さ」を意識したことによる結果だとしたらとても嬉しいです。

それでも!!!
100%良き!という高評価をとっていた過去がありますので・・・・まだまだ足りない部分があります。(たくさんあります)
これからも丁寧さを意識して活動していきたいと思います。ご指導よろしくお願い致します!

2021年の保護者アンケート2022.6.25

昨年度の自己評価をお知らせします。

2021.6.7の記事になりますが、リニューアルしたホームページにも思いを引き継ぐために記録します。

2021年放課後等デイサービスの保護者アンケート結果をご紹介します。
ペングアート(美園)/ペングアート北野を集計しています。回収率は81%。
今年の保護者アンケートでは毎年同じ質問内容になってしまうことを考慮して、ペングアート独自のアンケート項目もつくりました。
2021年はコロナ禍で活動が制限される中ですが、感染予防を徹底しつつも毎日アート活動ができるように頑張っています。
毎年保護者アンケートでは意見が分かれる「児童館との交流を希望するか」や独自項目の「SNSを見ているか」「避難訓練について」の突っ込んだ項目以外は、ほとんど80%以上が【はい】という高評価をいただきました。
避難訓練については、反省。。。
年実施回数は毎年変わりがないのですが、週に1回の利用が多いペングアート。避難訓練をしているという実感はなかなかわきませんよね。みんなが避難訓練ができるように考えていきたいと思います。
独自に【保護者学習会】についてもアンケートをとらせていただきました。
80%以上の方が保護者学習会の開催を希望してくださっていました!!
コロナ禍により保護者との面談も必要最小限になり、距離を保った行動が必要となっている毎日。早く密な学習会ができることを願うばかりです。
全体を通して
80%以上の評価ではありますが、昨年までのペングアートの保護者アンケート結果に比べると反省する箇所が多くなっているのではないかと思います。
例えば、これまで【はい】が100%!!を保っていた「子どもや保護者からの苦情について、対応の体制を整備するとともに、子どもや保護者に周知し、苦情があった場合に迅速かつ適切に対応しているか」という項目が87%・・・。
少しでも心にわだかまりがのこったままになっている子どもや保護者がいたのかと思うと申し訳ない気持ちでいっぱいです。

アンケート結果を受けてスタッフとも話し合いを継続しています。

言い訳のようですが、今年はスタッフの入れ替えがありました。【構造化】を大切にして、『人の支援』ではなく『システムの支援』を大切にしていたはずなのに、スタッフの入れ替えによる弊害がこの結果になっているのであれば反省しきりです。

『システムの支援』が暖かさ、やさしさ、思いやりがない訳ではもちろんありません。支援システムの上に人と人との関係が当たり前にあることを目指しているのです。

この結果を私たちは真摯に受け止め、改善できることをしっかり見直していきたいと思っています。

2020年の自己評価(2020.4.6の投稿から)2022.6.20

2020年、スタッフ評価。

2020.4.6の記事になりますが、リニューアルしたホームページにも思いを引き継ぐために記録します。

2020年はスタッフが自己評価をしました。
現場のスタッフ自身がチームとして一丸となって支援をすることができているか??これは保護者アンケートよりももしかしたら結果が気になるかもしれない。。。ということで、事業者の自己評価アンケートをスタッフ全員でやりました。

現在は働き方改革として様々な働き方が模索されています。
大学を出てすぐのスタッフもいるし、子育て中のスタッフもいる。何十年もこの仕事をしているスタッフもいて、大切にしていることって本当に共通しているのか。そんな結果を見ることができたように思います。

この結果を大切に2020年は過ごしていきたいと思っています!

2019年の保護者アンケート(2019.6.25の投稿から)2022.6.18

2019年の保護者アンケートです。

2019.6.25の記事になりますが、リニューアルしたホームページにも思いを引き継ぐために記録します。

美園は40名に配布し、37名回収。回収率は92%。

北野は35名に配布し、34名回収 回収率97%。

【避難訓練について】
掲示板に避難訓練の結果を報告したり、避難経路のお知らせをしたり、避難の時の手立てとして絵カードを作成して玄関に掲示したりと色々やってはみているのですが、週に1回来所のお友達が多いので、全員が避難訓練を経験したかというとそうではないのですよね・・・。そこは真摯に受け止めて全体で避難訓練ができるように考えていきたいと思います!

【活動スペースの確保について】
狭いスペースに構造化の布パーテーションを区切っています。一人の活動スペースをつくったり、休憩場所をつくったりと環境設定を工夫しているので、のびのびとした広い活動スペースを提供できているかというとちょっと難しいところはあります・・・。
それでも!子どものスペースとして一人一人が実力を発揮できる環境をこれからも提供していきたいと思います。保護者の方にも実際に活動してもらう機会などをつくっていますが、稼働中などでなかなかということもあります。でもでも夏休みもあるし冬休みもある。特別に日曜日に開所することだってできるっ。「〇〇だからできない」とできない理由を探すのではなく、どうすればできるかを常に考えていきたいと思います!

【地域交流について】
放課後等デイサービスが各地にあふれることで放課後児童クラブで障がいのある子どもたちが活動することが減ったといいます。手厚いサポートと地域の居場所。地域の居場所に手厚いサポートがあれば問題ないんですよね。
そして児童会館との交流をそもそも私たちに希望していない保護者の方もいらっしゃるということも昨年から分かりました。
私たちは「地域の居場所」としてどうあるのがいいのか。保護者の思いのその裏の裏の裏の思いも知らなくてはなりません。

【独自のアンケート項目を追加しました!】
今年ははじめて独自の項目を追加しました。
「長期休みにイベントを開催していますが、参加したお子さんは満足していますか」
「ペングアートの活動に兄弟が参加するイベントなどがあったら参加したいですか?」
「ペングアートの室内は衛生面で標準に達していると思いますか?」
細かなニーズに気づいていきたい!そんな思いです。

2018年の保護者アンケート(2018.9.1の投稿から)2022.6.17

2018年の保護者アンケートです。

2018.9.1の記事になりますが、リニューアルしたホームページにも思いを引き継ぐために記録します。

美園40枚、北野24枚 (回収率81%)

【個別支援計画】
「子どもと保護者のニーズや課題が客観的に分析されたうえで、放課後等デイサービス計画が作成されているか」
では両事業所とも100%「はい」でした!!!

個別支援計画、モニタリングにつきまして、スタッフ一同たいへん力をいれている部分ですので高評価をいただけたことがとても嬉しいです。

【保護者に対して面接や、育児に関する助言等の支援が行われているか】
こちらの項目も昨年に引き続き高評価をいただいております。

【地域交流】【放課後等児童クラブや児童館との交流、障がいのない子どもと活動する機会があるか】
以前より検討事項であった部分についてです。

昨年も同じ結果となっているのですが、地域交流という視点で「放課後等児童クラブや児童館との交流、障がいのない子どもと活動する機会があるか」という項目の点数が低くなっております。

そもそもその部分をペングアートに期待しているのか?ということについて今回はお聞きしました。

その結果が以下です。
ペングアート美園
「はい」10%、「どちらともいえない」42.5% 「いいえ」47.5%

ペングアート北野
「はい」33%、「どちらともいえない」42% 「いいえ」25%

この結果から地域交流について私たちの思いを伝えたいと思います。

地域交流は大切だと思います。ですが、そんなきれいごとではないということだと思います。

社会には悲しいニュースがあふれています。相模原の事件も心に突き刺さったままです。その話に同調した人がかなりの数存在したことに恐怖を覚えます。
そんな社会、地域に、交流は大切だから、積極的に!!というのは酷ではないでしょうか。

勇気がいりますし、傷ついたらどうしょうという思いもあります。

そんな複雑な思いが、この結果に如実に表れたと思うのです。

支援者としてもせっかく交流するのであれば、継続したいし成功したいです。でも「やらせ」ならやりたくない。

ですが私たちはこの社会の一員として、子どもたちの存在をないものにはしません。

ペングアートではアートをします。アートという切り口は交流を生むと思うのです。
ここに来ている彼らがこんなに素晴らしい表現をすることを、まだ知らない人へ伝えたいと思っています。

地域交流を受け入れる側の「思い」をまずは啓発していく。

そのことは私たちの使命だとさえ思うのです。

ペングアートでおこなうイベント活動は社会啓発活動の思いを持っています。

社会啓発活動というと少し硬いですが、

障がいのある彼らとの共生を実現したいと思っての活動です。

著書「子どもへのまなざし」で有名な児童精神科医の佐々木正美先生は、自閉症を障がいと呼ばず、文化の違いと表現されていました。ご自身を「自閉症文化の伝道師」だとおっしゃっていて、強く衝撃を受けたのを覚えています。

障がいのある彼らとの文化の違い、言語の違い。
違いを受け入れること、地域で共に生きること。
彼らから私たちが学ぶもの。
そしてそのことをまだ知らない人へ伝えること。

このことを広義に社会啓発活動ととらえているのです。

まずは、この活動を広めていくこと。

平たく言うと、イベントをガンガンやること。

具体的に子ども達を連れて児童館などへ行くという地域交流は、それからでもいいのかなという思いに至っています。

2021年度の自己評価2022.5.31

昨年度の自己評価をお知らせします。

2021.6.7の記事になりますが、リニューアルしたホームページにも思いを引き継ぐために記録します。

2021年放課後等デイサービスの保護者アンケート結果をご紹介します。
ペングアート(美園)/ペングアート北野を集計しています。回収率は81%。
今年の保護者アンケートでは毎年同じ質問内容になってしまうことを考慮して、ペングアート独自のアンケート項目もつくりました。
2021年はコロナ禍で活動が制限される中ですが、感染予防を徹底しつつも毎日アート活動ができるように頑張っています。
毎年保護者アンケートでは意見が分かれる「児童館との交流を希望するか」や独自項目の「SNSを見ているか」「避難訓練について」の突っ込んだ項目以外は、ほとんど80%以上が【はい】という高評価をいただきました。
避難訓練については、反省。。。
年実施回数は毎年変わりがないのですが、週に1回の利用が多いペングアート。避難訓練をしているという実感はなかなかわきませんよね。みんなが避難訓練ができるように考えていきたいと思います。
独自に【保護者学習会】についてもアンケートをとらせていただきました。
80%以上の方が保護者学習会の開催を希望してくださっていました!!
コロナ禍により保護者との面談も必要最小限になり、距離を保った行動が必要となっている毎日。早く密な学習会ができることを願うばかりです。
全体を通して
80%以上の評価ではありますが、昨年までのペングアートの保護者アンケート結果に比べると反省する箇所が多くなっているのではないかと思います。
例えば、これまで【はい】が100%!!を保っていた「子どもや保護者からの苦情について、対応の体制を整備するとともに、子どもや保護者に周知し、苦情があった場合に迅速かつ適切に対応しているか」という項目が87%・・・。
少しでも心にわだかまりがのこったままになっている子どもや保護者がいたのかと思うと申し訳ない気持ちでいっぱいです。

アンケート結果を受けてスタッフとも話し合いを継続しています。

言い訳のようですが、今年はスタッフの入れ替えがありました。【構造化】を大切にして、『人の支援』ではなく『システムの支援』を大切にしていたはずなのに、スタッフの入れ替えによる弊害がこの結果になっているのであれば反省しきりです。

『システムの支援』が暖かさ、やさしさ、思いやりがない訳ではもちろんありません。支援システムの上に人と人との関係が当たり前にあることを目指しているのです。

この結果を私たちは真摯に受け止め、改善できることをしっかり見直していきたいと思っています。