令和6年度障害福祉サービス等報酬改定において、総合的な支援の推進と、事業所が提供する支援の見える化を図るため、5領域(「健康・生活」「運動・感覚」「認知・行動」「言語・コミュニケーション」「人間関係・社会性」)との関連性を明確にした、「支援プログラム」を作成し、公表することが求められることになっております。
昨年2024.8にも同様の投稿をしておりますが(↓下の記事をごらんください)、改めて私たちの大切にしていることを記したいと思います。
① ペングアート・ペングアート北野
② 作成年月日 2025.3.1
③ 法人理念 アート療育を通して生活の力をつけ、社会参加へつなげていく
④ 支援方針 構造化されたアートガイドを理解し準備や後片付けなどを通して力をつけていく。
⑤ 営業時間 営業日の9時30分から18時30分まで。(学校休業日は9時30分から17時30分まで
⑥ 送迎実施の有無 イベントの時のみ有
(支援内容)
⑦ 本人支援の内容と5領域の関連性
【健康・生活】手洗い・うがい・着衣など身支度を通して生活スキルを身に着けることができる。できあがった作品を持ち帰ることで生活を豊かに過ごすことにつながる。
【運動・感覚】指先を使うことで手指の発達や目と手の協応を促していく。
【認知・行動】アセスメントを通して本児にあったアートガイドを使用することで認知発達を促進することができる。
【言語・コミュニケーション】アートを通してコミュニケーションの促進を図ることができる、表出言語の促しやカード等の教材を通したコミュニケーションの工夫をおこなう。
【社会性】小グループでの活動や信頼できるスタッフとのやりとりを通して社会性へつなげていく
【インクルージョンの推進】展覧会等を通して多様な表現の在り方を社会に発信していく。
⑧ 家族支援(きょうだいへの支援も含む)の内容
目標
日常生活において自発的に選択できる場面を増やす
コミュニケーション表出場面を増やししていく
学校・地域・家庭と共通して本児の認知を理解していく
保護者学習会等へ参加いただき、保護者の思いを他の保護者と共有してく
支援内容
ご本人が考えて選ぶことができるように自発的な意思表示を大切にする。選択肢について面談などで共有頂く
ご本人のコミュニケーション方法を個別支援の場面観察や個別面談などで共有し、意思表示があった時は内容にこだわらず表示があったことを受入れるよう実践いただく
長期休みの懇談以外においても面接の場面を増やすことで、日々の支援の共有及び学校での様子を確認していく
保護者学習会や小グループでのワークを通して日々を共有し、保護者同志のねぎらい場面を増やしていく
⑨ 移行支援の内容
目標
必要に応じて支援会議を実施し学校・地域・家庭と本児の理解を共通のものにしていく
進路先の情報を共有し、切れ目のない支援を実践していく
集団先との連携。具体的な関わり方を会議等で共有することで活動の幅をひろげていく
支援内容
支援内容を相互に理解し具体的なかかわり方のモデルを示していく
支援方法や環境設定などを共通のツールを使用するなど日々の様子を情報交換する安心した将来へつなげていく
ご本人が安心できる支援方法のモデルを地域や移行先と共有、支援ポイントの助言をお互いにしていく
⑩ 地域支援・地域連携の内容
目標
自分の作品を地域の方に向けて説明することができる
支援内容
地域の多くの方に作品をみてもらう企画に参加する。話したいことをまとめて自分の言葉で作品を説明できるようサポートする
⑪ 職員の質の向上に資する取組
職員研修、札幌市自閉症・発達障がい支援センターによる機関支援、作業療法士の巡回訪問
⑫ 主な行事等
4月 公募展
5月 アースデイin札幌円山動物園(展示・物販)
6月 アンケート実施 実習生の受け入れ
7月 イベント(展示・物販)
8月 公募展
9月 公募展
10月 ペングアート展
11月 BASH展示会参加
12月 公募展