令和6年4月1日から、総合的な支援の推進及び事業所の提供する支援の見える化を図ることを目的として、新たに5領域との関連性を明確にした支援プログラムのインターネット公表が義務付けられました。
以下にペングアートの本人支援の内容と関連性を明記します。
■ご本人支援の内容と5領域の関連性
①健康・生活
アート活動に関わる一連の行動(手洗い・うがい・着衣など身支度)を通して生活スキルを身に着けることを支援します。
またできあがったアート作品をご家庭で飾っていただいたり、他の方へプレゼントしたりとすることでアートが身近になり豊かな生活につながると考えます。
②運動・感覚
アート創作により指先を使うことで手指の発達や目と手の協応を促しています。
③認知・行動
心理アセスメントを通して導いたお子さんにあったアートガイドを使用することで認知発達を促進することができます。
④言語・コミュニケーション
アート活動を通してコミュニケーションの促進を図ることができます。一緒に描いたり、出来上がった作品を通して会話を紡いだりできるからです。表出言語の促しやカード等の教材を通したコミュニケーションの支援をしていきます。
⑤社会性
お子様同志の小グループでの活動やスタッフとのやりとりを通して社会性へつなげていきます。
★インクルージョンの推進
展覧会等を通して多様な表現の在り方を社会に発信しています。
■家族支援の内容
①ご本人が考えて選ぶことができるように自発的な意思表示を大切にしています。選択肢について保護者面談で共有させていだきます。
②ご本人のコミュニケーション方法を個別面談で共有させていただきます。意思表示については内容にこだわらず表示があったことを受入れていただけるようお伝えしています。
③長期休みの保護者面談や実際に創作場面をご覧いただく参観懇談以外においても、日々の支援の共有や学校での様子を確認させていただき支援に繋げていきます。
④保護者学習会や小グループでのワークを通して保護者様同志のご苦労を共有し労っていく場面を増やしたいと思っています。
■移行支援の内容
①支援内容を進路先と相互に共有し、具体的なかかわり方のモデルを示させていただきます。
②支援方法や環境設定においてツールを提案し、情報交換することで安心した将来へつなげていきます。
③ご本人が安心できる支援方法のモデルを地域や移行先と共有し、支援ポイントの助言をお互いにさせていただきます。
■ 地域支援・地域連携の内容
地域の多くの方にアート作品をみてもらう展示企画に参加します。ギャラリーツアーなどご自身の言葉で作品を発表できるようサポートします。
■職員の質の向上に資する取組
おがる(札幌市自閉症・発達障がい者支援センター)機関支援の実施
作業療法士の巡回訪問
職員研修の実施