2023年放課後等デイサービスの保護者アンケート結果を報告します。
ペングアート(美園)49名、ペングアート(北野)45名、合計94名の集計です。回収率は91%。
アンケート質問内容は例年同じになることもあり、独自の項目もいれて保護者の率直な意見を伺いたいと作成しております。
2023年はそれまでのコロナ禍での活動制限が徐々に緩和されてきました。コロナ禍であってもこれまで1日も閉所することなく続けることができたことは皆さまのご協力あってこそだと思っております。本当にありがとうございます。
ペングアートの評価については、2年前の保護者アンケート結果で、それまでの100%評価いただいていたところが80%へ下がったことを反省し、丁寧な支援を心がけてきました。
そして、今年は【100%良い!】といっていただけた項目がありました!!
項目③
「ペングア―トでは言葉の指示だけではなく、視覚でもわかりやすいツールをできるだけ用意しています。お子様が使用されているツールについて十分な説明がありましたか?」
100%「はい」!!
この質問が100%であるということは、とても嬉しいです!!
他も全体的に評価があがっており、これまでのスタッフの努力が報われた思いでいっぱいです。
以下、独自の項目から抜粋説明をさせていただきます。
項目⑬「非常災害の発生に備え、避難訓練が行われています。十分な説明がありましたか?」
毎年課題の防災訓練については、すべての子どもに対して防災訓練に参加してもらおうと「防災週間」をつくり、1週間毎日防災訓練をしました。
「はい」が昨年の80%から84%となり、4%のUPです。
項目⑯「現在セルフプランをご利用中ですか?」
今年はじめて「計画相談」「支援会議」について質問させていただきました。
セルフプランであるかどうか分からないとの返答が21%あり、制度の複雑さを感じました。
項目⑱
「学校や他の事業所との支援会議の開催は必要だと思いますか」
こちらは、45%「はい」 51%「どちらともいえない」 5%「いいえ」という結果でした。
ペングアートでは週1回のご利用の方がたくさんいらっしゃることもあり、他事業所の取り組みから学ぶこともあるためり質問させていただきましたが、今のというお声が多い結果でした。
実際何かトラブルがない限り、事業所間の連携もあまりないかもしれません。
またプライベートなことに対してオープンにしていくことも躊躇されることもあるかもしれず・・・。
日常生活をサポートしていく支援について改めて考えるとともに、保護者のお声に今後も丁寧に耳を傾けていきたいと思いました。
今年もスタッフ移動がありましたが、【構造化】を意識して、『人の支援』ではなく『システムの支援』を大切にしてきたことは変わりありません。
支援システムの上に人と人との関係が当たり前にあること。
「このスタッフ(個人)だからできる」ではなく「ペングアートだからできる」としたい。
ペングアートは異職種スタッフが多いです。保育士・社会福祉士・公認心理師・美術専攻のスタッフが連携してひとつのチームになるように心がけています。
全体の質をあげていけるようにこれからもきめ細かな支援を心がけて活動していきたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
合同会社ペン具代表 卜部奈穂子